2023年9月 紙類通関統計原本等(組合員のみ)
中国経済 依然不安定~ウォールストリート・ジャーナル(10/14‐15)
The Wall Street Journal 10月14-15日版は、中国経済について消費者価格の浮動によるデフレと輸出入貿易の減少のため、依然として不透明であるとした。
複数のエコノミストはデフレ圧力がいずれ消えると楽観視している。インフレ計数の核である不安定なエネルギーおよび食料価格は、9月に6か月ぶりの高水準となる0.8%だった。Capital Economics社の顧客レポートによると、これは国内需要の脆弱さが必ずしもインフレ率の低さの原因ではないことを示す。そのかわりに、価格の落ち込みはコロナ禍における工場生産の過剰在庫にあると指摘している。
中国関税局のデータによると、中国から世界各国への輸出出荷額は9月に前年同月比6.2%減となり、8月の同8.8%減から縮小した。9月の輸入も前年同月比で6.2%減少した。OCBCのxie氏は、米国経済が驚くほど回復したことが、中国製製品に対する海外需要の減速を緩和するのに役立ったと述べた。それでも、欧米の消費者が消費をモノからサービスへとシフトさせているため、今年の輸出は全体的な成長の足を引っ張ると予想される。輸出が稀に見る成長の柱として機能していたコロナ禍とは対照的である。
2023年8月 紙類通関統計月報(組合員のみ)
2023年8月 紙類通関統計原本等(組合員のみ)
2023年8月 紙類通関統計速報
2023年7月 紙類通関統計月報(組合員のみ)
2023年7月 紙類通関統計速報
2023年7月 紙類通関統計原本等(組合員のみ)
中国 不況拡大の恐れ
中国は40年にわたる好景気が終わりさらなる不況の恐れが起きている。8月21日付The Wall Street Journalがトップで伝えた。
中国は数十年のあいだ、工場、高層ビル、道路への投資によって経済を強化してきたが、貧困から強国へと変えた経済モデルは崩壊したと述べた。
問題の兆候は地方の不穏な経済データにあらわれているとして、すでに世界ではパンデミックが収束しているにもかかわらず、雲南省に建設された新型コロナ検疫施設に数百万ドル投じたことをあげた。
世界銀行によると、中国の成長は異常なインフラ投資に支えられており、2008年から2021年に毎年GDPの44%となっており、世界平均の25%、米国の20%を大きく上回っている。
もっとも有効な解決策はGDP比38%の消費者支出を増やすことであるが、失望的な経済データにも関わらず、習国家主席は高官を前に、西洋的な富を求めず、長期的な目標達成を目指すと述べている。